借金に関する「遺産放棄」とその方法

遺産相続は必ずするもの?借金に関する「遺産放棄」とその方法

もし、あなたの大切なパートナーが不慮の事故な病で亡くなってしまったら…これ程に辛い事はそう多くありません。思い出に浸る事もするでしょうし、感傷的にもなるでしょう。ですが、前を向いて歩いて行く事が、亡くなったパートナーに見せられる最高の姿かもしれません。

パートナーが亡くなってしまった場合、早い段階でしなければならない事があります。それは「遺品の整理」です。生前に関係のあった方達に、亡くなった事を伝え、お別れをしてもらう事というのは、生前のパートナーの話を聞く事が出来たりもしますし、生前の姿を知る事で一層の気持ちを確かめる事が出来たりもします。亡くなってもなお、好きで居られるというのは、素敵な事だと思いませんか?

しかし、残念ながら「遺品の整理」をしていると、見つけたくない物を見つけてしまう事もあります。他の女性・男性に関わるものを見つけるのも、もちろん良い気持ちのするものではないですが、もしカードローンなどの金銭に関する書類や用紙、ハガキなどを見つけてしまったら…どうしますか?

まず、このような書類やハガキを見つけてしまった時に確認しなければならない事は「現在の状況」です。完済しているのであれば、これといった問題はありません。しかし、これが「返済途中」であったなら話は変わります。金額が残り数万円程度であれば、大きな問題にはなりません。しかし、この金額が50万、100万といった金額であったなら…支払わなければならないのか、と考えますよね。そもそも、夫婦間での金銭に関する問題は、その家庭によって異なります。例えば、金銭面に関しては一切夫は口を出さないという家庭もあれば、給料のうちの○万円までは夫が管理するといったように各家庭で管理の仕方が違いますから、カードローンを利用していた事を知らなかったとしても、然程不思議な事ではありません。問題は、返済に関してを考えなければいけないという事です。

カードローンなどによる「借金」というのは、仕分けるならば「負の遺産」となります。解りやすく説明する為に、大袈裟な数字で説明しますので、頭の中で思い描いてみて下さい。もし、パートナーが亡くなった事で、貯金や保険などによる「遺産」が1億円あったとします。これに「負の遺産」である借金が100万円ほどあったとするならば、遺産を「相続」して、借金を支払えば残りの金額はすべてあなたのものとなります。逆に「負の遺産」が1億円あり「遺産」が100万円ほどであるならば「相続」してしまったら大赤字になってしまいます。このように遺産を相続する事で、マイナス面が大きくなってしまう場合はどうしたら良いのでしょうか。

原則として相続問題というのは、問題が発生してから「3ヶ月以内」に決めなければなりません。上記のように、もし「負の遺産」の方が大きく、相続する事でマイナスになってしまうのであれば「相続放棄」をする事で、借金の返済をしなくても良いという事になります。

「放棄する」という事は、プラスになるものも、マイナスになるものも、すべての相続をしないという事ですから、借金も支払う必要がなくなるのです。

しかしながら、先程も述べたように、この「相続放棄」は相続に関する問題が発生してから「3ヶ月以内」に放棄する手続きをとらなければなりません。3ヶ月が経過してしまってから延滞に関する書面が届いた・発見した。というのでは手遅れとなってしまうのです。悲しみが大きくても、遺品整理を行うという事は、スッキリとした気持ちで見送ってあげる為に必要な一つの行動なんです。